CCCB
ダビがカタログをデザインしたバルセロナ現代文化センター(CCCB)で、アッバロ・キアロスタミとヴィクトル・エリセの二人の映画監督の展覧会がオープンしたので出かけて来ました。キアロスタミは「友達のうちはどこ?」の男の子とかがあまりにかわいかったので知っていましたが、エリセの作品は「みつばちのささやき」とかが有名らしいのですがこれまで見たことがなくて、ダビが勉強するついでに2監督の作品をこれでもかっていうほど見ました。彼は10年に一本の映画を撮るような生き方をしている人ですが、どれもタメイキが出るほど誠実で美しい映画です。で、展覧会場には入場制限がでるほどすごい人。温と一緒だったのでベビーカーを押しながら人ごみの中エレベータを探さなければならなくてオロオロしましたが、行って良かったー。映画で見た人やモノが目の前で見られるのってなんでこんなにうれしいんでしょうね。いわゆる「有名人をナマで見た」っていう喜びだけじゃなくて、たとえば映画に出てくる「絵」とかが実際にそこに置いてあるのですが、その製作過程を映画で見ているので、もうそれはそれはものすごく愛しい感じがするわけです。バルセロナに住んでいる人は、是非この2監督の作品を家でDVDでゆっくり見てからこの展覧会を見てみてください(会場でも見られますがそれだとほんとに一日がかり)。いやもう、こんなにいい展覧会を見たのは久しぶりでした。ちなみにカタログも最高です、って2監督およびキュレーターが言ってたそうですよ(笑)。でもほんと、一見シンプルなのにびっくりするような仕掛けやデザインがあちこちにしてあっていい本だと思いました。
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